日本政府がIWC(国際捕鯨委員会)から脱退することを表明しました。
僕的にはもう大賛成で、逆にどうして機能不全に陥っているIWCに入り続けているのかが疑問なくらいでした。もうIWCは反捕鯨団体で、科学的根拠(調査捕鯨の結果)でクジラは増えていると説明しても 「鯨は取るな!」としか言わない、そんな国際会議に加入している意味はないと思う。
捕鯨の問題は、鯨だけ保護したおかげで、海の生態系がいびつになっていること。比較的大きな鯨類(ヒゲクジラ)は、巨体なくせに食料は、小魚やオキアミなどを大量に食べる。鯨類が食べる魚類の合計は、人間の食べる量の2.5−3倍というデータもあるらしい。ということで、最近のニュースでのイカやサバの不漁の原因は、日本沿岸の鯨が保護のために増えすぎたという説もある。
そのために調査捕鯨を行い、ミンククジラ・イワシクジラ・ニタリクジラ等は順調に生息数が増え、科学的に捕獲しても持続可能というデータをIWCに提出しても、ヒステリックな反捕鯨国には通じない。商業捕鯨はできない、真面目に調査捕鯨をしても、へんな団体の気持ち悪い船に邪魔される、コストがかかるために鯨肉は高止まり、なのに分担金ばっかり税金から払っているなんて状況です。そのIWCにて、昨年商業捕鯨再開の提案しても却下されちゃいましたので、今回の脱退は正解でしょう。
今後は日本のEEZ(排他的経済水域内)内のみの商業捕鯨で、IWCの科学委員会での数値を根拠に上限を設けるということで、美味しい鯨肉が日本中に広まればいいなって思っています。日本のEEZは広大ですからねー。昔は沿岸捕鯨だけだったわけですから、資源が回復しているようでしたらたくさん生息していると思います。
またIWCからはかつて1982年にカナダが、1992年にアイスランドが脱退しています。ノルウェーも日本に続いて、IWCから脱退して、
日本、ノルウェー、アイスランド、カナダなどで新たな枠組みを作ってほしい。今度の新IWCには、反捕鯨国は加盟できないようにすれば、資源保護や新たな資源開発などの建設的な議論ができると思う。
そして数年経って、日本の水産資源が回復したころに、やっと反捕鯨国が生態系って言葉を学習できるのでは。海洋王国の日本が主導して、鯨資源の活用を行い、魚類の復活を遂げる頃、日本の貢献が世界的に認められることでしょう。