先日、移住のメリットについての記事を書きましたが、タイに移住して1年間半になります。先日、2020年1月28日にロングステイビザの期限を迎えましたが、あえて更新しませんでした。お酒ビジネスのからみもありますが、この国を離れようかと思っています。
その理由は…
1.ビザ関係
ビザ関係が煩雑で、TM30など1970年代に制定されたけれど運用されていなかったルールが突然はじまり、罰金がとられているケースがあります。またロングステイビザを更新時に医療保険への加入が義務付けられたり、最低貯金額の半分(40万バーツ)は常に預金しておけとか、制度がどんどん悪い方向に進んでいます。またロングスタイビザを取得しても滞在は1回きり。海外旅行をするためには、ビザを失効させないために、リエントリーパーミットを取得する必要があります。手続きが2回となるため、これまた面倒です。
これはおそらく不良外国人が増えているために、そのような人間を長期滞在させたくないという気持ちなんだろうけど、優良外国人と自負しているこちらとしては歓迎されていない感が半端ありません。
2.ロングステイおやじ
ロングステイしている変な人間が多すます。「バンコクで出会ったとんでも日本人 その1・その2」という記事を書きましたが、その3(準備中)が続きます。この3人がかなりインパクトが強かったのですが、その他にもへんてこりんな人とたくさん会いました。
・日本から縁を切ってきた。その際にクレジットカードを作れるだけ作った。これからこっちで使うんだ!もちろん引き落とし口座には金なんか入れてないと豪語する犯罪予備軍おやじ
・2時間飲み放題の宴会で、元を取るべくラストオーダーまでに30杯近くビールやハイボールを飲み、お開きの時にすっころんで立ち上がれないセコ酔っぱらいおやじ
・タイに25年住んでいる、こっちは27年だ!と自慢合戦するものの、「タイ語?通じればいいんだ!」と偉そうに語るタイ語読み書き不能おやじたち
・初対面おやじ同士が、双方とも奥さんがタイ人と知ると、「こんど交換しませんか?」とか話し、「いいですね」と答える最低なおやじたち
・かつてのニューヨーク駐在が自慢らしく、メトロポリタン美術館やMOMAで日本人女性に声をかけ、何回もいい思いをしたという不細工エロおやじ
なんかこんなおやじたちをたくさん見て、ほんと辟易しました。
3.渋滞
バンコクの渋滞は昔から有名ですが、いまもひどいです。特にラップラオ通りなど、モノレールや鉄道を建設していて車線が規制されている通りや、スコールが降ったとき、金曜日の夕方などは本当にすごい。バスをよく利用しますが、さすがにそういう時には乗らないようにしています。一度、タイ語学校のあるチットロムからオンヌットまで帰るときに、スコールにあい、BTSだと20分程度で到着できる距離を、バスで2時間以上かかったことがありました。お尻が痛くなりましたね…
4.大気汚染
バンコクのPM2.5の汚染は本当にひどい。家からはバンコクの都心部が見えるのですが、毎日もやに覆われたような風景です。上の渋滞も影響があるでしょうし、最近のコンドミニアム建設・鉄道建設の粉塵、地方の野焼きなどとあいまって、本当に空気がわるいです。日本から帰ってくると本当に実感します。
5.急速な物価上昇
昔の物価は日本の3分の1程度でしたが、現在はかなり上がっています。
タイ国内産の品物については半額程度で、輸入品は日本と変わらないかむしろ高いです。タイ料理は安いですが、レストランに行くと日本より安い程度、日本食やその他の国の料理については日本と変わらないか、日本よりも高いものもちらほら。スタバなんて、普通のトールのコーヒーで500円近くします。
バンコクには日本の各地や東南アジアの各国からの飛行機の便が多数あり、非常に便利でいいのです。またタイ国内線のLCCも充実しており、2000円台でチェンマイやプーケットなどに行くことができます。
しかし上記の理由などから来年にはタイを離れようかと思います。
コンドミニアムの大家さんとも話し、ちょっと前に言ってくれれば、好きなタイミングで離れてもいいですよ〜と快諾されていますので、タイミングを見て、今年の半ばに引っ越ししようかと思っています。